追加の新型コロナウイルス対策の補正予算が組まれる
新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急対策に要する経費を内容とする令和２年度補正予算（第３号）が6/19の本会議における議決を経て成立しました。予算規模としては、8億6,700百万円となっており、その財源としてほとんどは国などからの補助を受けますが、約5,400万円は区の貯金にあたる財政調整基金を繰り入れました。今回の3号補正後の財政調整基金の残高は155億5,947万円となります。
板橋区では新型コロナウイルス対策に関連した補正予算を令和2年度にすでに3回も組んでおり、合計すると約29億円の財政調整基金を充当することになります。起きないことを願っておりますが、第二波が来た場合にまだ対策を講じることができる軍資金は残っているようにも考えられます。
ただし、令和2年度の当初予算（今年度の予算）を編成するときに、約40億円もの財源不足が生じており、この穴埋めに財政調整基金を充てることで予算をどうにか組んでいます。こうしたことなどを鑑みると、板橋区の財政運営が持続可能かどうかについて黄色ランプがと灯ってきたと言えます。
さて、今回の補正予算の内容についてお伝えします。
〇ひとり親世帯臨時特別給付金（約6億6,200万円）
低所得のひとり親世帯に特に大きな困難が心身に生じていることを踏まえ、こうした世帯の子育て負担の増加や収入の減少に対する支援を行うため、臨時特別給付金を早期に支給するものです。
（支給対象者）基本給付：①令和２年６月分の児童扶養手当の支給を受けている者、②公的年金給付等を受けていることにより児童扶養手当の支給を受けていない者、③新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、直近の収入が、児童扶養手当の対象となる水準に下がった者
追加給付：新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が減少している方への給付
上記①・②のうち、新型コロナウイルス感染症の影響を受けて家計が急変し、収入が減少した方
（給付額）１世帯５万円、第２子以降１人につき３万円。収入が減少した児童扶養手当受給世帯等への追加給付が１世帯５万円。
板橋区では、児童扶養手当を受けている約3,500世帯、それ以外のひとり親世帯である約2,600世帯が対象となります。給付は8月の予定とのことでした。
〇ベビーホテルなどの認可外保育施設の負担軽減経費（約3,016万円）
ベビーホテルなどの認可外保育施設に登園しなった乳幼児の保護者の負担軽減を図るため、登園を自粛した際の保育料の減額・免除を行うものです。
〇区立小中全校へのスクール・サポート・スタッフの追加配置（約8,227万円）
学校教育活動等の実施における学びの保障のための人的体制強化として、区立小中全校へのスクール・サポート・スタッフを追加配置します。板橋区内73校の全小中学校（天津わかしお学校を除く）に2020年9月～3月の期間で追加配置されます。
※スクール・サポート・スタッフはとは？：教員に代わって資料作成や授業準備等を行うことで、教員をサポートするスタッフです。学校における働き方改革を推進するための事業です。
〇小中学校・あいキッズでの感染症対策用品、夏季休業期間中の学校給食実施時の調理員の熱中症対策用品の購入経費（約9,249万円）
小中学校・あいキッズにおけるマスク、消毒液、体温計やサーキュレーターなどの感染症対策用品、スポットクーラーやアイスベストなどの調理員の熱中症対策用品を購入します。
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
Think globally Act locally
〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
─────────────────────
【メッセージ動画】「私は、走り続けます！」Youtubeをご覧ください→ https://www.youtube.com/watch?v=hdBzWEjM7Ps
─────────────────────
【速報・定期更新】板橋区の新型コロナウイルスの感染者数
23区の比較も掲載→https://www.tanaka-yasunori.jp/stopcovid19.html
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
