田中やすのり板橋区議会議員の徒然草ブログ

板橋区自由民主党所属4期目。赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。赤塚・成増地域を中心に区の課題解決に奮闘中。現在特に注力しているのは、認知症高齢者の行方不明問題、児童虐待防止、共働き夫婦が安心して預けられる保育所整備。NPO法人を設立し成年後見人として認知症高齢者の権利を守る活動も行っています。フットワーク軽く現場に直行しすぐ対応。困ったらすぐに連絡を田中やすのりまで。公式サイトは下記をクリック!https://www.tanaka-yasunori.jp/

【板橋区】令和5年度予算は、5年ぶりに収支均衡予算へ

板橋区】令和5年度予算は、5年ぶりに収支均衡予算へ

こんにちは、板橋区議会議員の田中やすのりです。

 

今日は来年度(令和5年度)予算について、お伝えをしたいと思います。

 

新型コロナウイルスの影響が続いている状況で、物価高が生活を直撃しています。こうした中において、新型コロナの感染対策を徹底し、Withコロナを見越した取り組みも求められています。

また同時に、物価高の打撃を受けている区民の生活への配慮や支援も必要となっており、こうした視点からの予算編成を考えなければなりません。

 

1/27に板橋区の新年度予算案が発表されました。

来年度の令和5年度の予算編成はどうなったのか。大枠の概要について見ていきますね。

 

なんと、5年ぶりの収支均衡予算へ

ここ数年は赤字予算が続き、その不足分を財政調整基金で補う形の予算編成が続いてきました。令和2年度からは緊急財政対策を講じていても、なかなか収支の均衡を図ることができませんでした。

ところがなんと、来年度(令和5年度)の予算を見てみると、5年ぶりの収支均衡予算となっています。ここ数年の予算編成の苦労が嘘のように、軽々と赤字予算を脱却したように映ります。

その主な要因としては、区民の住民税などの「特別区税」と都からの財政調整の上で交付される「特別区交付金」が増加し、歳入の環境が改善したことが挙げられます。

特別区交付金は前年度予算と比べると約50億円(7.0%)の増加に、特別区税は26億円(5.4%)の増加となっています。このように大幅な増加となっていますが、特別区交付金はその財源となっている固定資産税と法人住民税が堅調に伸びていること、特別区税は納税義務者が約2,000人増えるとともに全体的に一人当たりの所得額が増えていることが背景にあります。

私たち一人ひとりの生活はコロナの影響や物価高の影響で苦しい事情が続いているので、とても意外な印象を受けましたが、区の歳入が増えること自体は望ましいことです。支援が必要な方への事業などの展開が期待されます。

 

区の貯金とも言える「財政調整基金」の残高の行方は?

赤字の予算を組まざるを得ないときなどに、その窮地を救ってきた「財政調整基金」。今回は収支均衡予算となったため、財政調整基金の繰入を行わずに済みましたが、その残高の推移はとても気になるところです。

令和5年度末で、残高は約275.2億の見込みであり、ほぼ横ばいでの推移の予想されます。

ただ、例年のように区としても事業を効率的に行い経費を削減し、または契約金額を抑えることで契約差金も生まれたりもするでしょうから、恐らく財政調整基金の積み立てを行えるのではないかと期待をしています。

とはいえ、年度途中に新型コロナの対応などが求められ、急を要する補正予算なども編成しなくてはならないことも想定されます。財政調整基金の行方についてはしっかりと見守っていくことが大切です。

 

すでに看過できないふるさと納税

先ほど板橋区特別区税が伸び、区民の住民税も堅調であるとお伝えしました。

確かに伸びは示しておりますが、区の財政の持続性の観点からだけ考えると、その背後には恐ろしいことが進んでいるのです。

それは「ふるさと納税」です。板橋区民が返礼品を期待してふるさと納税を行うと、その分板橋区の減収となっています。その減収金額が年々増えてきており、区としては看過できないところまで来ています。区としても、いたばし花火大会の観覧席や板橋Cityマラソンの出走権などを返礼品としてその巻き返しを図っていますが、減収分を補うには程遠い状況です。引き続き、工夫を凝らした取り組みを期待したいです。

ちょっと余談になりますが、個人的には、板橋区で生産された「江戸東京野菜」(志村みの早生ダイコン)などを活用できないかと提言をしています。生の野菜が配送や季節の関係で難しいのであれば、「種」も面白いかもしれません。江戸時代には、参勤交代を終えて帰郷する方々の土産として、中仙道板橋宿で大根の種が人気だったそうです。こうしたエピソードと一緒に展開することで、ロマンも一緒に返礼できるように感じています。

予算規模は過去最大となる

最後に今回の予算規模についてお伝えをします。

予算規模は一般会計で過去最大の2,372億5,000万円となり、前年よりも74億6,000万円の増額となっています。

一般会計の他、4つの特別会計国民健康保険事業・介護保険事業・後期高齢者医療事業・東武東上線連続立体化事業)を含めると、3,541億4,200万円となっています。

以上が、令和5年度予算の概要となります。

個別事業については改めてお伝えしていきたいと思っています。実は要望が実ったことがたくさんあります。

いたばしPayの継続展開や行政ポイントとの連携・拡張、健康ポイントの導入、区公共施設でのキャッシュレス決済、ひきこもり相談窓口の設置などなどです。

 

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〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる

板橋区議会議員 田中やすのり

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