田中やすのり板橋区議会議員の徒然草ブログ

板橋区自由民主党所属4期目。赤塚二中、成増小、成増すみれ幼稚園を経て、早稲田大学商学部を卒業。赤塚・成増地域を中心に区の課題解決に奮闘中。現在特に注力しているのは、認知症高齢者の行方不明問題、児童虐待防止、共働き夫婦が安心して預けられる保育所整備。NPO法人を設立し成年後見人として認知症高齢者の権利を守る活動も行っています。フットワーク軽く現場に直行しすぐ対応。困ったらすぐに連絡を田中やすのりまで。公式サイトは下記をクリック!https://www.tanaka-yasunori.jp/

都市建設委員会が開かれる

☆都市建設委員会が開かれる☆

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1月21日に都市建設委員会が開催され、区から報告を受け、質疑が行われました。下記の項目について報告を受けましたので、概要をお伝えします。

 

1.板橋区景観計画の色彩に関する基準の一部変更案について

2.「板橋区老朽建築物等対策計画2025(後期)」素案について

3.板橋区空き家利活用実態調査の調査結果について

4.第10期板橋区住宅対策審議会の答申報告について

5.板橋区におけるマンション施策の実施状況について

 

板橋区景観計画の色彩に関する基準の一部変更案について

景観計画の色彩基準が一部変更され、現在ある外壁基本色・強調色に加えて、「アクセント色」が追加されました。板橋区では他区よりも厳しい基準であったものが少し緩和されるとのことです。

画像をアップしました資料の水色のラインの部分がアクセント色となります。

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〇「板橋区老朽建築物等対策計画2025(後期)」素案について

老朽化建築物等対策計画を策定してから5年が経ち、今までに培った知見を踏まえて、後期5年間の計画作りが進められています。

当初に策定した時には危険度が最も高いAランクの物件が207件ありましたが、令和元年(2019年)度末時点で74件の解消が実現しています。残りの5か年で133件の解消が求めらています。

ただ2019年に補完調査を行った結果、やや危険と位置づけらていたBランクの建築物855件のうち、71件がAランク(危険)へと進行してしまっていました。危険度の高い物件の解消とともに、悪化させない予防の観点からの対策が大切なことを改めて実感しました。

予防対策に重点をおいた改定となっていくように協議をしていきます。

 

板橋区空き家利活用実態調査の調査結果について

板橋区の空き家が36,650戸も存在しており、総戸数で割ると10.9%の空き家率となっています。こうした現状を踏まえて、空き家の利活用に対する実態調査が実施されました。

板橋区内の空き家の発生として、賃貸用住宅の空室が非常に多く8割弱となっており、駅から近く利便性の高い地域でも空室率の高い賃貸住宅が見られることが分かりました。空き家と言うと一戸建てを想像しますが、空き室の対策が求めらていることを強く認識しました。リノベーションやユニバーサルデザインなどを後押しする住宅政策を要望していきます。

 

〇第10期板橋区住宅対策審議会の答申報告について

「新しい住まい方を展開する空き家対策」の提言が住宅審議会から答申がありました。ライフステージに合わせた住まいを提供できるように中古住宅流通の促進、エリアごとの魅力づくりや駅周辺の活性化によって定住化を促進などが提言されています。、

 

板橋区におけるマンション施策の実施状況について

現在、マンションの管理などを推進するために、区の条例と都の条例があり、双方が適用されています。管理不全のマンションがなくなるように、今後もマンションの管理組合の設立やその支援など、丁寧な取り組みが求めらています。条例では区や都に届け出が義務づけられており、現状では下記の状況となっています。すべてのマンションの届出が済むように、一棟一棟へのアプローチをする地道な取り組みが続けていかなければなりません。

・区条例に基づく届出状況(令和3年1月12日現在)

届出済マンション1053棟/届出対象マンション1,772棟。届出率は59.4%

・都条例に基づく届出状況(令和3年1月12日現在)

届出済マンション418棟/届出対象マンション552棟。届出率は75.7%