板橋区都市計画審議会にて東京都市計画の原案が示される
板橋区都市計画審議会が11/5に開かれ、審議に参加しました。生産緑地の指定の解除、特定生産緑地の指定や建物について一定の割合であればアクセント色を認める景観計画の変更について了承する旨が示されました。
また、「東京都市計画 都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)」と「都市再開発の方針」についての原案が報告され、次回の審議会において諮問に対する答申を行う予定でおります。
「都市計画区域の整備、開発及び保全の方針(都市計画区域マスタープラン)」とは、都市計画法に基づき、都市計画の基本的な方針を定めるもので、都が長期的視点に立って都市の将来像を明確にし、その実現へ向けて大きな道筋を示すものです。国土交通省のHPによると、人口、人や物の動き、土地の利用のしかた、公共施設の整備などについて将来の見通しや目標を明らかにし、将来のまちをどのようにしていきたいかを具体的に定めるものと説明もされております。
都ではこのマスタープランの改定に向け、検討を進めています。審議会に示された原案では、改定の基本的な考え方において、目標年次をおおむね20年後(2040年代)とし、多摩、島しょ部と23区部を一体に策定し、都市の一体性を確保するとしています。
なお、板橋区をはじめとしてそれぞれの区市町村は、今回の都が定める都市計画区域マスタープランに即して、地域に密着した都市計画の方針を策定することなっています。
東京都は目指すべき将来像としての都市構造を提示しています。
1つは、広域的には、東京圏全体の視点に立った都市構造として「環状メガロポリス構造」を実現すること。圏域全体の一体的な都市機能を発揮し、国際競争力を備えた魅力ある首都を実現としています。
もう一つは、身近な圏域では、交通結節点などを中心に、市街地を集約型の地域構造へ再編すること。快適な都市生活と機能的な都市活動を確保し、誰もが暮らしやすいまちを実現としており、地域特性に応じた拠点(中核拠点、生活拠点、生活中心地)を育成するとなっています。
そして、都市構造とともにゾーンごとの将来像を示しています。各区分に従い、各ゾーンの特性・将来像の記述がなされています。特色ある地域については、それぞれ将来像を詳細に記されており、板橋区内の地域についてもその方向性が記されております。
板橋区に関係することを大まかにいうと、環七号線の内側と外側で区域が分かれています。内側の区域の「中枢広域拠点域内」と外側の区域の「中枢広域拠点域外」ごとに地域が位置づけされ、その育成を進めていくこととなっています。本日は、板橋区内で位置づけられた地域をお伝えしたいと思います。
<中枢広域拠点域内>
〇中核的な拠点(鉄道ネットワークの高い結節性を持ち、広域的な観点から、高度な都市機能の集積を図る拠点):板橋区内で位置づけされた地域はなし
〇活力とにぎわいの拠点(中枢広域拠点域において、これまで位置づけのなかった鉄道上乗車人員の特に多い駅周辺等を新たに位置づけられた拠点):板橋、大山
<中枢広域拠点域外>
〇枢要な地域の拠点(鉄道乗車人員が特に多い駅周辺で区市町村マスタープランにおいて重要な位置づけがある拠点):板橋区内で位置づけされた地域はなし
〇地域の拠点(中枢広域拠点域外において、従来の生活拠点等に加え、都市機能の集積状況を踏まえ、鉄道乗車人員の多い駅周辺等を、新たに位置づけられた拠点):成増、東武練馬・上板橋
〇生活の拠点(中枢広域拠点域外において、従来の生活中心地など、地域の拠点以外の駅周辺や商店街、大規模団地など人々の活動や交流の中心の場):浮間・舟渡・新河岸、高島平、西台、赤塚、常盤台、本蓮沼、志村坂上、志村三丁目
=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-
Think globally Act locally
〜小さなことの積み重ねが必ず大きな成果に繋がる
板橋区議会議員 田中やすのり
https://www.tanaka-yasunori.jp/index.html
─────────────────────
【メッセージ動画】「私は、走り続けます!」Youtubeをご覧ください→ https://www.youtube.com/watch?v=hdBzWEjM7Ps
─────────────────────