議会運営委員会へ新型コロナ対応補正予算(第4号)の内容

☆議会運営委員会へ新型コロナ対応補正予算(第4号)の内容☆

7/27に議会運営委員会が開かれ、令和2年度に入って既に4回目となる補正予算の説明が行われました。国からの新型コロナウイルス感染症対応地方創生臨時給付金に基づく緊急対策がその内容です。低所得者（住民税均等割非課税者と生活保護被保護者）に対して1人あたり10,000円分の区内共通商品券を配布する事業、区内の商店街振興のために20％還元キャンペーンやプレミアムバルチケット販売や家計が急変した児童生徒の保護者に対する就学援助の特例認定などを実施します。

今回の補正予算規模は、17億3,000万円となっていますが、その財源のほとんどである約14億6,900万円が国から都を経由して区に充当されることなっています。足りない部分を、区の貯金にあたる財政調整基金から約2億6,000万円を取り崩し対応致します。気になる財政調整基金の4号補正後の残高は、152億9,836万円となる見通しです。この残高であると、区民1人あたりに使える予算は約26,700円となっています。国や都からの交付金は別にすると、区独自ではこの残高で今後の新型コロナ対応を図っていくこととなり、決して財源に余裕があるとは言えない厳しい状況となっています。

この補正予算は、7/29の企画総務委員会の審議を経て、本会議にて表決が予定されています。

＜令和2年度一般会計補正予算（第4号）の事業内容＞
1. 板橋区文化・国際交流財団が設置する「アーティストバンクいたばし」の登録アーティストから動画を募集し、採用された作品に対し、支援金として10万円を支給する。約1,500万円
2．臨時福祉商品券給付事業：低所得者（住民税均等割非課税者・生活保護被保護者等）に対し、1人あたり| 10,000円分の区内共通商品券等を配付する。対象者数：110、000人（見込）。9月末配布予定。約12億6,000万円
３．新型コロナウイルス検査医療体制等支援事業：新型コロナウイルス感染症患者入院病床を整備する医療機関への整備費助成に要する経費を追加する。今回の補正で30床を追加し、合計130床とする予定。
４．商工業振興事業：約2億9,000万円
（1）キャッシュレス決済事業者とコラボし、区内小規模店におけるキャッシュレス決済の利用により、20％の還元を受けられるキャンペーンを実施する。10～11月で実施予定。2億4,000万円の還元の見込みで、消費効果としては約12憶円を想定しています。
（2）いたばしバル事業の仕組みを活用し、プレミアム率50％のいたばしプレミアムバルチケットを販売する。電子チケットで行い、参加しやすい仕組みを導入。3,000円分のチケットを2,000円で購入できる。12月～1月の実施予定。
５．要保護及び準要保護児童・生徒就学援助費：家計が急変した児童・生徒の保護者に対の保護者に対する就学援助の特例認定を実施する。前年の所得を基準としているものを、今年1～6月の所得基準で判定することとする。
６．私立幼稚園の臨時休園等による幼稚園預かり保育の収入減に対し、利用料及び運営費補助の収入減相当額を助成する。約1,900万円。
７．区立中学校の修学旅行及びスキー教室等宿泊行事の中止に伴って生じるキャンセル料及び保護者負担金を返金するための口座振込手数料を負担する。約2,100万円。

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板橋区議会議員　田中やすのり
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